オーガニックコスメではない化粧品の多くは、皮脂を補い、紫外線を防止しなければ、肌が衰えるという考え方に基づき、化粧品を開発しています。

しかし、皮膚はもともと肌細胞から皮脂分泌して天然のクリームを作り出して潤う働きを持っています。その他にも、有害物質を遮断したり、最近の侵入を防いだり、紫外線を防止したりなどの機能を兼ね備えています。まさにこれらは、自然こそがなしえる機能であり、何万年もの時間をかけて獲得してきた身体を守る機能です。

オーガニックコスメは、上から何かを補うということよりも、肌が本来持っている機能を阻害することなく、最大限に発揮させることを目的に作られています。そのために肌が皮脂を分泌する働きを促す植物や肌の酸化をとめる抗酸化力の高い植物、その他炎症を予防改善する効果がある植物などが使われています。
分かりやすい例としては、乾燥肌をケアするために、上から化粧品を塗るだけでは、私たちの肌は潤いを保つことができません。それよりは、肌の働きそのものに目を向け、内部から皮脂が分泌できるようにケアすることが大切です。オーガニックコスメの植物には、上から肌に潤いを与えるだけではなく、バランスを崩した肌の皮脂分泌を正常にする働きのあるものが多く使われているのです。

皮脂腺から分泌された脂質(油分)と表皮細胞由来の脂質(油分)と、汗腺から分泌された水分が乳化されて、皮脂膜を形成します。これがいわゆるバリア機能です。このバリア機能が弱まってしまうと、肌本来の働きが弱まり、肌トラブルを起こしやすい肌になってしまうのです。