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春になると、桜のあるところにはお酒を飲みつつ浮かれ騒ぐ人たちが現れる。
とても楽しそうだけれど、桜を眺める様子は全くない。
あれなら居酒屋さんで集まるのと同じなのでは?と常々思っていた。
そんな春の風物詩は、すっかり姿を消してしまった。
喧騒にまみれて迷惑そうにしていた桜たちも、こうなってはなんだか寂しそうに見える。
やはり今年も、以前の通りとはいかないと考える人も多いようだ。
それでも、あの美しい花が咲くのを待ちきれない。
お花見は、日本の文化のひとつだから。

お花見の起源は古く、奈良時代に遡る。
貴族たちが梅などの花々を鑑賞した雅な文化が始まりで、桜をみるようになったのは平安時代のようだ。
「万葉集」や「源氏物語」でも、桜を愛でる人々が描かれているのは広く知られている。
貴族たちのこの風習が庶民にも親しまれるようになったのは、江戸時代のこと。
この頃すでに桜の品種改良が始まっていたというから、桜という花が日本でどれほど大切にされてきたかが分かる。

親しい人たちが賑やかに集まるお花見が少し遠のいてしまった今、どのようにして春を感じるか。
桜の楽しみ方は、お花見の他にもある。
フルーツルーツのサクラハニーが、そのひとつだ。
その花の名前がついているだけでもなんだか心が浮き立つけれど、心だけではなく体も元気にしてくれる蜂蜜だ。

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一般的な精製蜂蜜の場合、生産過程で本来の栄養価が少なくなることが多く、それに伴い風味も損なわれてしまう。
フルーツルーツでは、精製蜂蜜に多用される水あめも使わず、生蜂蜜にとことんこだわっている。
使われているのは国産100%の純粋な蜂蜜だ。日本で流通している蜂蜜のうち、国産はたったの7%なので希少価値もある。
フルーツハニーは3種類。「アップルハニー」「オレンジハニー」そしてこの「サクラハニー」だ。
大阪府、奈良県の吉野の豊かな自然の中から、桜の蜜だけを採取している。
作るためには手間隙がかかるが、体に優しい素材だけを使った蜂蜜本来の美味しさを味わえる。
抗菌力の高い蜂蜜は、のどのケアや風邪のひきはじめにも効果てきめんな食べ物。
春先の冷え込みから守ってくれる、甘い味方だ。

このフルーツハニーの賞味期限は、2年間と設定されているが、蜂蜜の中では菌が生きていけないため長期保存が可能だ。
直射日光を避ければ常温で保存できるので、余らせることなく使えるのが嬉しい。
白く固まっても、生蜂蜜の味は変わらず美味しくいただける。(満1歳未満の乳児には食べさせてはいけない。)

フルーツハニーの素敵なところは、その時々によって色合いや微細な風味が変わること。
蜂たちが蜜を集めた時期によって、果物の状態は異なる。
サクラハニーは桜の花のみから蜜を採取しているから、その年の桜によって仕上がりが違う。
なんとも、わくわくするではないか!
青空に揺れる桜の花の、その枝先から春を運んでくれるサクラハニー。
スプーンですくってそのまま味わっても、ヨーグルトやトーストにかけたりしても美味しい。
お料理やお菓子の材料として火を通しても、栄養はたっぷりだ。
サクラハニーをそっと口に含めば、甘すぎない蜜の味の後からふんわりと桜の香りが広がる。
最後にこっそり付け加えておきたいのは、白砂糖より低カロリーだということ。
その上、甘味を感じやすいという嬉しい特徴は、お部屋にこもりがちな春の日々を健康的に彩ってくれる。

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(神谷麻衣子 エッセイスト。大手劇団を退団後、劇団在籍中に機関誌のコーナーを長きに渡り執筆していた経験を活かし、現在はコラムニストとして活動。様々なコラムやエッセイを、独自の世界観で書いている。)